2007 年8月に米国ではサブプライム問題が表面化し、2008年9月にはリーマンブラザーズが破産保護申請を行った。
AIGもこれに続き、米シティ等、大手金融機関が相次いで経営危機に陥った。
そして、信用収縮の下で未曾有の世界金融危機が発生し、世界経済は瞬時に急速に冷え込んだ。
殊に、今回の金融危機は世界経済システムにおいてすでに早くから存在し、多年にわたり続いてきた過剰流動性という現象、
それに、金融派生商品が世界を駆け巡っていることから起こっており、問題は複雑で、規模も極めて大きなものとなった。
それでは、このような内部不均衡に端を発した危機は、短期間で克服することは可能であろうか?
また、最近の景気回復は経済好転現象なのだろうか?それとも、ただ経済悪化が緩やかになっただけなのであろうか?
今後、経済グローバル化の動向は何かしらの脅威あるいは挑戦を受けるのであだろうか?
そして、金融危機がもたらした世界経済の衰退は、かつての日本経済のバブル崩壊の経験から教訓を得ることができるのであろうか?
これらはいずれも世界経済と台湾経済に関心のある方々にとっては、極めて興味深い議題に違いない。
竹中平蔵教授はかつて日本経済財政政策大臣、日本参議院議員、郵政民営化担当大臣、総務大臣等の要職を歴任された。
日本のバブル経済崩壊後、長期にわたり日本小泉元首相の政権下で構造改革の総舵取りを担ってきた。
そして、日本経済が「失われた10年」から抜け出せるよう導いた。
では、竹中平蔵教授は現在の世界金融危機をどう解釈されているのだろうか?その日本経済への影響はいかなるものなのだろうか?
また、日本の長期にわたる不況の経験は、世界金融危機の教訓となるのであろうか?
竹中教授は日本の景気対策をどう見ておられるのだろうか?台湾経済復活の処方箋になるものは何なのだろうか?
なお、このたびの講演は参加無料です。各界エキスパートの皆さま、どうぞ奮ってご参加ください!
主催機関:亜東関係協会科学技術交流委員会
指導機関:経済部技術処
執行機関:中華経済研究院
開催日時: 2009年5月26日(火)、午前11:00 ~ (午前10:30受付開始)
開催場所: 中華経済研究院蒋碩傑国際会議庁 (台北市大安区長興街75号B1)
留言列表